知って損なし リフォーム術

リフォームをすればトイレを2階に増やすことができる

トイレが1階にしかない家に住んでいる場合、「1階までトイレのために降りるのがつらい」、「階段を降りる際の音が気になる」という悩みを持つ人が多いです。トイレは2階にも設置してある方が、生活面ではるかに便利なので、2階にトイレをリフォームして増設するとよいでしょう。今回は、2階にトイレを増設する際に掛かる費用や注意点について紹介します。

トイレを2階に設置する際の費用と期間

2階にトイレをリフォーム

リフォームで2階にトイレを設置する際に掛かる費用は、およそ50万円から100万円です。費用は、トイレ本体グレードとトイレから既存の給排水管までの距離によって変わるものです。トイレにはウォシュレットタイプとタンク式、タンクレス式とがあり、タンクレス式のトイレが最も高いといわれています。グレードが低いものの方が、場所をとりますが価格は安いです。トイレを設置する際には、必ず給排水管と繋げなければなりませんが、この給排水管の長さが長くなるほど、費用は高くなります。安くトイレリフォームをしたいならば、1階のトイレの上部に設置するとよいでしょう。

トイレ増設にかかる期間は、およそ5日から7日ほどかかります。給排水管への繋ぎやすさなどによって前後しますが、バリアフリー工事も合わせて行うと、より長くなるので業者とよく相談する必要があります。

2階のトイレとドア

トイレの防音性能と気密性

リフォームでトイレを2階に増やす際には、トイレのドアをよく選ぶ必要があります。トイレのドアの種類は、内開きか外開き、そして引き戸の3つから選ぶことになりますが、引き戸が最も良いとされています。外開きの場合、後ろに下がらなければならないので、スペースが狭いと入りづらくなります。反対に内開きの場合、トイレで体調不良に見舞われた際に、中の人の体が邪魔となって戸を開けることができません。引き戸の場合は、スペースもとらず、開け閉めに苦労しません。トイレのドア選びは、開けやすさのほかに防音性能と気密性にも着目するとよいです。2階に寝室があると、トイレの音でほかの家人が目を覚ましてしまいます。

また、臭いが漂って不快感を与える可能性もあるでしょう。防音性能と気密性があれば、快適にトイレを使うことができます。

安心で便利なトイレリフォームをしよう

2階にトイレを増設すると、トイレまでの移動が楽になり、階段の軋み音に悩まされることも少なくなります。トイレのリフォーム費用は、トイレのグレードと給排水管の長さによって変わるので、リフォーム業者とよく相談するとよいでしょう。トイレのドアの種類にも注意を払い、安心で便利なトイレリフォームを行ってください。